PythonでQRコードを出力してみた

Pythonのプログラム例

Pythonを使ってこのプログラミングブログのQRコードを出力してみました。

QRコードとは

QRコード(Quick Response Code)は、情報を二次元的に符号化するためのデータ行列です。文字、数字、バイナリデータなど、様々な種類の情報を表現することができます。QRコードは白と黒の正方形のパターンで構成され、スキャナーやスマートフォンなどのデバイスで読み取ることができます。

QRコードは様々な用途で利用されています。例えば:

  1. URL: ウェブサイトのURLをQRコードにエンコードすることで、スマートフォンのカメラでスキャンし、ウェブページに簡単にアクセスできます。
  2. ビジネスカード: 名刺や広告などにQRコードを印刷することで、連絡先情報や特別なオファーなどの詳細を瞬時に共有できます。
  3. 支払い: スマートフォンの支払いアプリケーションにQRコードを表示して支払いを行うことができます。
  4. 商品情報: 商品のパッケージや店舗の棚にQRコードを配置して、製品の詳細や価格などの情報を提供することができます。

QRコードは便利で手軽な情報共有ツールとして広く利用されています。特にスマートフォンの普及により、QRコードの使用が一層増えています。

PythonでQRコード出力するプログラミング例

qrcodeライブラリーをまだインストールしていない場合は、インストールします。

pip install qrcode

以下のようなソースコードを記述します。

import qrcode

# QRコードにエンコードしたいデータを指定します
data = "https://www.argentinajapan.com/programming/"

# QRコードを生成します
qr = qrcode.QRCode(version=1, error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_L, box_size=10, border=4)

# QRコードにデータを追加します
qr.add_data(data)
qr.make(fit=True)

# QRコードをイメージとして取得します
img = qr.make_image(fill_color="black", back_color="white")

# QRコードを保存します
img.save("qrcode.png")

プログラムの解説

このプログラムは、Pythonのqrcodeモジュールを使用して指定されたデータのQRコードを生成し、画像として保存するものです。以下に各行の機能を解説します:

  1. import qrcode: qrcodeモジュールをインポートします。これにより、QRコードの生成と操作に必要な機能が使用できるようになります。
  2. data = "https://www.argentinajapan.com/programming/": QRコードにエンコードするデータを指定します。この場合、URL “https://www.argentinajapan.com/programming/” が指定されています。
  3. qr = qrcode.QRCode(version=1, error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_L, box_size=10, border=4): qrcode.QRCode()を使用してQRコードオブジェクトを作成します。ここでは、QRコードのバージョン(version)、エラー訂正レベル(error_correction)、ボックスのサイズ(box_size)、およびボーダーの幅(border)が指定されています。
  4. qr.add_data(data): QRコードにデータを追加します。指定されたデータ(URL)がQRコードにエンコードされます。
  5. qr.make(fit=True): QRコードを作成します。fit=Trueは、QRコードのサイズをデータに合わせて自動的に調整することを意味します。
  6. img = qr.make_image(fill_color="black", back_color="white"): qr.make_image()を使用してQRコードのイメージを取得します。fill_colorはQRコードの色を指定し、back_colorは背景色を指定します。
  7. img.save("qrcode.png"): QRコードのイメージをPNGファイルとして保存します。ファイル名は”qrcode.png”として指定されています。

出力結果

URL “https://www.argentinajapan.com/programming/” がQRコード形式で出力されました。
スマホ等で読み込むと上記URLにアクセスできます。

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