Pythonのif
文は、特定の条件が真(True)である場合にコードのブロックを実行するために使用されます。条件が偽(False)である場合は、そのブロックは実行されません。
例えば、もし雨が降っていれば傘を持っていく、そうでなければ持たない、というような場面を考えてみましょう。これをPythonのif
文で表現すると以下のようになります
weather = "rainy"
if weather == "rainy":
print("傘を持っていきます")
else:
print("傘は持ちません")
比較演算子
==
:等しいかどうかを比較します。!=
:等しくないかどうかを比較します。>
:大なり演算子。左辺の値が右辺の値よりも大きいかどうかを比較します。<
:小なり演算子。左辺の値が右辺の値よりも小さいかどうかを比較します。>=
:以上演算子。左辺の値が右辺の値以上であるかどうかを比較します。<=
:以下演算子。左辺の値が右辺の値以下であるかどうかを比較します。
x = 5
y = 10
# 等しいかどうかを比較
print(x == y) # False
# 等しくないかどうかを比較
print(x != y) # True
# 大なり演算子
print(x > y) # False
# 小なり演算子
print(x < y) # True
# 以上演算子
print(x >= y) # False
# 以下演算子
print(x <= y) # True
Python の if elif else
Pythonのif
、elif
、else
文は、条件に基づいてプログラムのブロックを制御するために使用されます。以下に、基本的な構造と使い方を示します
if 条件1:
# 条件1が真(True)の場合に実行されるコード
処理1
elif 条件2:
# 条件1が偽(False)で、条件2が真(True)の場合に実行されるコード
処理2
else:
# 条件1と条件2がどちらも偽(False)の場合に実行されるコード
処理3
これらのif
、elif
、else
文は、次のように解釈されます:
if
ブロックの中の条件が真の場合、そのブロックの中のコードが実行されます。elif
は”else if”の略であり、直前の条件が偽の場合に新しい条件をチェックします。最初の真の条件が見つかった場合、それに続くブロックが実行され、他の条件は評価されません。else
は前の条件がすべて偽の場合に実行されるブロックです。else
は省略可能です。
age = 20
if age < 18:
print("未成年です")
elif age >= 18 and age < 65:
print("成人です")
else:
print("高齢者です")
この例では、年齢に応じてメッセージが出力されます。age
が18未満の場合は”未成年です”、18歳以上かつ65歳未満の場合は”成人です”、それ以外の場合は”高齢者です”というメッセージが出力されます。
論理演算子
Pythonには3つの主要な論理演算子があります:and
、or
、not
です。これらを使って複雑な条件を作成できます。
and
:論理積。両方の条件が真(True)の場合、全体の条件は真になります。or
:論理和。少なくとも1つの条件が真の場合、全体の条件は真になります。not
:否定。条件の真偽を反転させます。
以下に、これらの論理演算子を使った例を示します。
x = 5
y = 10
z = 15
# 論理積 (and)
if x < y and y < z:
print("xはyより小さく、かつyはzより小さいです")
# 論理和 (or)
if x < y or x > z:
print("xはyより小さいか、あるいはxはzより大きいです")
# 否定 (not)
if not x == y:
print("xはyと等しくないです")